先日11月22日も前回同様の 大阪 豊中市文化芸術センター アクアホールへ「杉林岳」ピアノ・リサイタル」の主録 録音に行ってきました。
11月4日にもこのホールで収録したので、勝手が分かりやすく準備も順調でした。
今回はレコーディングでのエスコート役で行ったので自分の機材は殆どもって行かず、雇い主さんの機材がメインでしたが、ビデオカメラマンさんに音を送らないといけませんでしたので、自家製のディストロビューターという分配器のみ持参しました。
そして、今回は実験を兼ね、師匠である宇都宮泰先生の作品のBAROm1というアクリルで出来た画期的なマイクを3点吊りにメインマイクとは別途吊らせてもらいました。
このマイクはZoomのH1というハンディーレコーダーに特化した性質で製作されており、10時間程度電池が持つため、吊り上げたら後は放置です。
三点吊りマイクはAKG製のマイクでNOS方式でセットしました。
PIANOへのONマイクはSONY や AKG414を使用。
仕様録音機材はTASCAM Model12 と Model12をインターフェースとしてMacのLogic Proの2段構えで録音いたしました。
合計5chでのオペレートで録音しました。
我々が、録音しに行くには理由があります。
1つはホールにも録音を依頼する事は出来ますが、最低限音が割れずに録れていればいいという概念の録音です。
そのため、マイクの角度がきっちりされているか、高さや奥行きが正しい位置にいるか、等我々が全て管理します。
そこが一番重要なポイントで、ただ記録録音されているだけの音楽と、正確な位置で適切な音を拾っているかが我々の唯一見せるテクニックでもあります。
また、ある程度高価な機材は音のとらえ方も違ってきますので、そこも格別な差となります。
技術的な話はここまでとしまして、
今回のプログラムは、
ブラームス 3つの間奏曲 作品117 3曲
シューベルト ピアノソナタ第18番ト長調 D894「幻想」 3曲
ドビュッシー 版画 3曲
ショパン 3つのマズルカ 作品50 3曲
ショパン スケルツォ 第四番 ホ長調 作品54
杉林岳さんのCD音源は全て私が収録させてもらっています。
次回は月末に 愛知 県へ 出張録音に出向きます。
その準備も進めてまいります。